根拠のない自信持ちは痛い目を見るが、根拠もなく自信を失くし過ぎると死ぬと気づいた

はい、るみです。久しぶりの更新になってしまいました。

みなさんは新生活、始まったでしょうか。私の周りには、就職したり、新天地で生活を始めた人がたくさんいます。

私も、2017年の2月から新しい仕事を始めました。ライターという仕事に興味を持って入った会社だったのですが、今は新規事業を担当したり、営業回りに行ったり、マネージャーをやったりするようにもなりました。(肩書きに困る。)

今まで関わることのなかった世界の人たちに関わるようになって、今まで知らなかった難しい言葉も耳にしたり口にしたりするようになりました。(最近覚えた言葉は、「アセット」です。覚えておくと、ちょっとカッコよくなった気がします。気がするだけで使う機会がない。)

新しい環境で、自信満マンから自信ないマンになった

IMG_0229.JPG

みなさんは、新しいことを始めるとき、何を大切にしていますか?

私は、自惚れず初心を持ち続けることを大切にして「いました。」

でも最近、それってどうなのかなと考え始めました。

私は、自分で言うのもなんですが、ある一定のコミュニティの中では、ある程度のことはある程度のレベルでできる人間だと思います。

それゆえ、非常に自惚れやすいタイプであることも自覚していました。心のどこかで、自分は他人よりデキるやつだと思っている部分もあったし、褒められるとすぐ調子に乗る。もらえる「いいね!」が50件を超え始めると、優越感に浸り始めるタイプです。わかりますか。

要は、自分大好き人間だった訳です。(まあ、自分好きじゃなかったらブログなんかやんないよ。)

しかし、全く新しい環境に飛び込んでから、次第にそんな気持ちが薄れて消え、根拠のない自信を悠々と掲げていたかつての自分が現在進行形で死んでいくことに、ハッと気づきました。なぜこんな気持ちになったのか、自分の頭を整理するつもりで、久しぶりに何か書こうと思いました。

新しい環境で同じように戦うキミの、ちょっとした息抜きにでもなれば。


初心を大切にしすぎて、自分は無能だと思うようになる

何か新しいことを始めるとき、誰もが新人ですね。

私も、新しい仕事環境では、新人として初心を大切に、言われたことは素直に受け入れて働こうと考えます。

例えば、ライターとして執筆する仕事に関して。

私が記事を書いたばかりの頃、自分では「お、これは意外とよくできたのでは」と思ったのですが(新人のくせに、自分でよくできたと思うのもどうかしてますね)、周りからは良い評価をもらえませんでした。まあ、ざまあ見ろって感じですが、私は結構ガッカリしました。

でも、それは当たり前のことです。

誰でも、初めての仕事がうまくいくはずがありません。その道の人からすれば、新人の仕事なんてはっきり言ってゴミ同然のことも多いでしょう。

それからは、自信を持ちすぎても後から自信を失くすのは自分自身なので、最初から過度に自信を持つことはやめよう、と思いました。自分は何も知らない新人だから、その道の人に言われたことは素直に受け入れ、精進しようと。

そう思うと、結構ヒドいことを言われても「まだまだ無能な新人だから仕方ない。反&省。」と、気持ちが楽になり、無駄に落胆することも少なくなりました。

また、自分を「無能な新人」と思うことは、自分に対する評価を、そのまま素直に受け入れて自分のメンタルを殺さないための「フィルター」の役割を果たしていたとも言えます。「ダメ」と言われたとき、「自分はダメ人間か…」と考えるのと、「まだまだ新人だからだ、反&省。」と考えるのでは、ダメージの受け方が全然違います。

しかし、その心構えでいるがゆえに、副作用として次第に思考が暴走し始めました。

「無能な新人」の自分に対し、「他人はすごい」と思い始める

自分を「無能な新人」と自覚し始めると、もう誰でも彼でも他人がすごい人に見えてきました。

会社の上司同僚、学校の友達、twitterとかfacebookでいっぱい「いいね!」もらってる人、なんかすごいらしい会社に勤めてる人、何かしらの会社の社長、優秀だと噂のよく知らん学生、カフェで仕事してる全然知らん人…

「自分に比べたら、みんなとにかく何かがすごいんだろう」と感じ始めました。自分は「無能な新人」なので、どんな人からも、何か少しでも学ばなければなりません。

だから次第に、「自分以外の人が言っていることは全て正しい」と思うようになりました。

実は私、自分は地頭が良くない、俗に優秀といわれるタイプの人間とは真逆の人間である、という意識だけはとても強いので、「自分以外の人間は全て正しい」という考えは、「自分は無能」という思考を余計に肥大させました。

ちょっと自分を卑下しすぎた

かつては反逆的で自信持ちだった私が、「自分以外の人間は、全て正しい」という思考に陥り、自分にとって何が正しくて何が正しくないか、何が良くて何が悪いか、何が得で何が損か、それすら考えることをやめていました。

周りに言われるままに行動したり、無意味に反&省したりする中で、次第に「なんだか辛い気がする」「このやり方は自分には合ってない気がする」「あの人はカッコいいと言っているけど自分にはダサく見える」などと薄々感じ始め、やっと自分の中で何かがおかしくなっていることに気づきました。

一歩下がってよくよく考え直してみたら、思いました。

別に、みんながみんな、すごくないわ。

確かに、すごい人はいます。スティーブジョブズとか、すごいですよね。でも、どっかのジャングルの民族からしたら、スティーブジョブズよりもその民族の族長の方がすごいかもしれません。すみません、意味、わかりますか。

誰かにとってすごい人、その界隈ですごい人、自分とはかけ離れたレベルの世界のすごい人が、「自分にとってのすごい人」に一致しているとは限りません。だから、「自分はあの人に比べたら、無能」とか「自分以外の人間は全て正しいから、受け入れなきゃ」と、無理に思わなくてもいいのかなと思います。

もう、誰でも彼でもすごい、正しいと思い始めてから、自分のいろんな感覚や基準がおかしくなってしまっていたことに、最近ようやく気づきました。よく考えたら別にすごくないしむしろなんかダセェことも、洗脳されたように「これはすごいんだ、これは正しいんだ」と無理に思おうとしたり、無理に学び取ろうとしていた自分がいました。

自分にもできることは、何かしらある

私はコンビニでアルバイトもしていて、同僚に中国人のオバちゃんがいます。レジ打ちの仕事中に、突然振り返って私の目を見たと思ったら、「希望を捨てないことが、大事ね!」とめちゃ笑顔で言ってくるようなフシギさんなのですが。(私は「オォふ … えっ?ソウデスネ」としか言えなかった。)

今日、いつも通りそのオバちゃんと一緒に仕事をしていました。すると突然、

「あなたは、リーダーっぽいよね。リーダーとして、弱い立場の人たちを守れる人ね。」

と、私に言いました。

私はそんなつもりはなかったけど、日頃から同僚にいろいろ教えたり、ミスってたら指摘したりしているから、そう言われたのかもしれません。オバちゃんには、特に日頃から仕事教えたり、日本語間違えてるよって言ってあげたりしているからかもしれません。

いつの間にか、自分は無能で何にもできないと考えるようになっていたけど、こんな自分にも何かしらできることはあるんだなと、オバちゃんのおかげで気づくことができました。

別に自分のレベルでできることがあるからといって、そこで優越感に浸る訳ではないですが。誰もが完璧じゃないし、能力のレベルや興味の範囲なんて人それぞれだし、正しいことも悪いことも、すげえこともダセェことも、生きる世界によって違うから。

何が本当に正しいのか、何が本当にすごいのか、他人の基準だけに頼るんじゃなくて、自分の素直な感覚も大事にしないと、自分の感覚が死ぬと思いました。もちろん、自惚れていては成長しないけど、無意味に自分を卑下し過ぎるのも、最後は自分が辛くなるだけで、精神的に健康ではないですよね。

そろそろ「無能な自分」から脱却して、少しだけなら、かつて掲げていた根拠のない自信を取り戻してもいいのかな、と思いました。


新しい環境で、新人として働く、キミ。

きっと、「自分はなんて無能なんだ」と自信をなくしたり、まずは上司や同僚の言うことを素直に受け入れなければ、と考えることも多くなるかもしれません。

もし、なんだかおかしい、なんだか辛い、と思ったら、自分の価値観や基準が侵食されてはいないか、一歩下がって観察してみることをおすすめします。新しい環境だからって、そこにいる人たちが全て正しいとは限りません。

私みたいに、無意味に自分を卑下しすぎず、根拠もなく自信を無くさないように。

失敗もしますが、新しい環境で共に励んでいきましょうね。

confidence.jpg

2 comments

  1. Alberto · April 24, 2017

    Hola!

    No he podido entenderlo todo bien. ごめんなさい
    Pero veo que has empezado un nuevo trabajo. Te asaltan las dudas e inseguridades.
    Son normales.
    No tener dudas, no es normal.
    Si no tienes dudas, si piensas que todo lo haces bien, si parece que todo es fácil… entonces cuidado! Hay algo que no ves! 😉
    Aprende lo que puedas. Y disfruta más aún.

    Like

    • hiitsmerumi · April 25, 2017

      Hola! Muchas gracias por leer como siempre!
      Si, hay dificultades pero intento aprender más desde ellas. 👍🏻

      Like

Leave a comment